関西学院大学探検会

もう、かなり前の話になるんで記憶が薄れてきた。どうしよう。
そうだった。和佐又口(ヒュッテ)で一夜を過ごした後、いよいよ自力で登りはじめた。雨が降っていた。

 登りはじめはやっぱり久しぶりなんでけっこうしんどかった。あー、やっぱりあんまり覚えてない・・・。
えっと大普賢岳はけっこう険しい山だったと思う。しかもガスっててなんとゆーか人の立ち入りにくい、立ち入ったら気が引ける(?)ような雰囲気の漂う所でしたね。
途中、修行中と思われる人とすれちがう。おおーッ いるんやこーゆー人。きてよかったね。
そのまま歩いて? 石の鼻ってゆーとこだったと思うけど、そこの景色はなんか良かった。
さっきまでガスってたのが一瞬で下がくっきり見下ろせるぐらい晴れて、ところどころサクラの木らしいピンク色が緑の中に見えるのがよかった。 行者還の小屋には着いたけどお金がないのでテン場をどこにするかしばらく迷っていたら、手紙を届けたお礼においさんがタダで泊めてくれたので助かった。山でもお金っているんだなーと実感いたしました。手紙を預からなかったら別のとこでテント張らなあかんかったし。 そこのトイレってけっこうすごい。床を四角にくりぬいてて、汚物は下に落下しているのがなぜかよく見える。たまったらどーなるんやろう。でも河内のトイレよりはクサくなかった。カギ閉まらへんのがいややけど。

 次の日はめっちゃ晴れた。天候次第でこんなに景色って変わるもんなんやーと実感した。風は涼しくて心地よくて、地面を踏みしめていくのがなんとなくわくわくした。ときどき立ち止まっては「おおーっ」と意味不明の言葉を発し、人にもらったラムネを舌の上でころがすのはなんともいい感じである。 途中で秋の色いっぱいの木立の中を歩く所にでると、自分は今いつの季節に山に登っているんだろーか、すげぇーなと思いながらこけむした倒木に腰かけた。そこでしばし、休憩。そこでザックがえジャンケンが再び。やろー共はそーゆー私にとってはあんたら子供かという遊びに夢中である。サムの最悪なザックを背負わされた悦ちゃんとあっこちゃんはかわいそうだった。(でもかわったげない自分もけっこうあさましい)
 お昼は弥山小屋付近でラーメンをいただいた。その後、水をくみに八経ヶ岳の途中の沢に下りてポリタンに水をいれた。きれいな水だった。八経ヶ岳には悦ちゃんと私とたやたやと岡田くんで登った。近畿で一番高い山。その山に自分は登ってこうして下界を見下ろしている。 その事実はなんとゆーか小気味よい。(おっ表現あってるんか?)まあとにかくさわやかだったわけやね。
うあーまだかかなあかんのかー つらいなー どーしよー

 あー、狼平についたころにはそろそろ日も暮れるかなという時間だった。ここは良い所だ。川がとにかく良い。もっとお昼間に来たかった。えっちゃんがサンショウウオをみつけた。始めてみた。できたらオオサンショウウオがみたかった。私、オオサンショウウオってなんか好き。イボイボがあるらしいし、けっこうヌルヌルしてるんだろーけどまだ見たことない彼に憧れを抱いている。抱きしめてみたい。肉も実は食べてみたい。ダメだろーけど。
 話がそれた。夕食はスパゲティ。私はペペロンチーノを食べた。とってもおいしかった。サムにポリタンをかしてもらって水をもらった。ニオイがうつった。サム、イヤがる。のちに壁の穴でスパをごちそうすることになる。(すでに実行したのさ)
 テントの中で考える。でも何を考えていたかは忘れてしまった。どーせくだらぬことだろう。うん。でもやっぱりくだらんことではない(思いだした)。 と、いう話はどーでもいいよね。
 次の日、すっごい長い下り道を下りていった。どこまで下るんだろうと思われるぐらいの下りだった。前に大峰来た人たちはこっちから登ったらしいから大変だったんだろーな。
 天川村でおふろにはいった。 私の声ってそんなによくとおるんだろーか?またも男湯の方まで声が聞こえたと指摘された。デンジャラスな会話じゃなくて良かった。
 あがったあと、バスの最終になんとか乗る。途中はもう別の人が書いてると思うのでまいいよね。着いたらわりとすぐに後の人がこれたから良かった。
 あと、明さんと湊さんと田丸さんに会えた。おごってもらったし、いろんな話がきけて楽しかった。

 そのあとは電車にゆられてかえったのさ。人のお金で。
もうー 合宿にはお金いっぱい持ってこなあかんわ。だめ。 あとで返さなあかんしね(当たり前やって)。


                おわり。

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