関西学院大学探検会

釧路川01.jpg (79303 バイト)釧路川リバーツーリング報告書及び記録書

 

主旨    リバーツーリング技術の修得および北海道の河を楽しむ
場所    北海道釧路川(屈斜路湖〜釧路川河口)
期間    1999年7月27日〜8月7日
集合場所  屈斜路湖畔 眺湖橋のテン場
費用    5万程度(内訳)交通費3万、輸送費3千、食費2千、ほか雑費
交通手段  札幌まで飛行機とフェリー便の2隊に各自の都合に合わせ分かれる

参加メンバー
隊長  生駒孝之 (文2)
副隊長 大西聡子 (文2)
渉外  松木健児 (商2)
食料  田辺梨絵 (経2)
会計  日比野陽平(法1)
TK  三村知之 (法1)
装備  木村誠  (経2)

共同装備 ラフト(RV2000)×2,パドル×7、ライフジャケット×7、バケツ×2,ヘルメット×7、スロウバック×1、クイックロープ×1,カラビナ×2,テント(ムーンライト5)×2,カードリッジ×2、ラス2、MSR×1、ランタン×1,調理セット、医療セット、ふいご×1,ガムテープ、テントマット×6

釧路川02.jpg (66260 バイト)個人装備 ザック シュラフ、シュラフカバー、マット、防水バック(50リットル程)、防寒具、水着、着替え、雨具、ツーリングコースの地図、マップケース、防水時計、米、トイレットペーパー、ポリタンク2リットル、武器、バール、コンパス、レジメ、ライター、ゴミ袋、ヘッドランプ、換え電池、学生証、保険証、学割、シューズ(ネオプレーン地)、非常食、行動食(各1日分)

行動記録  
    7月29日 13時 釧網線摩周駅着(田辺以外の6人が集まる)駅そばのクロネコヤマ
              トにラフトを取りに行く。後、食料の買いだし。
         16時 タクシーにて眺湖橋へ。20分ほど
         19時 田辺 到着。小雨のなか、夕食。途中、韓国からの留学生と晩飯をともに。
         21時 就寝         
    7月30日 6時30分  起床。朝食(食パン、菓子パン各1個ずつ)
         8時00分  出艇。下流にではなく少し上流にあるコタン温泉へ。(湖、東南部) 
         8時45分  水を補給し、再度出艇。
         9時00分  眺湖橋通過
         9時30分  美濃里橋着
         12時00分 美留和橋にて昼食(ラーメン)。
               この橋までは原生林のなかを蛇行する川であり流れが速く、コースどりがむずかしかった。
         13時00分 出発
         13時30分 札友内橋
         14時10分 摩周着 温泉、買い出しへ
         18時00分 夕食(ラム肉の野菜炒め、ハンバーグ)
         21時00分 就寝
釧路川04.jpg (49173 バイト)    7月31日 4時30分  起床 朝食(おかゆ、つけもん、みそ汁)
         7時00分  出艇
         10時20分 釧路川橋にて昼食 この橋を過ぎるあたりから河川工事が目立
               つようになる。水質も札友内から、がらりと変わり茶色くにごるよう
               になった。
         12時00分 出発
         12時30分 開発橋
         13時11分 瀬文平橋
         14時20分 開運橋着 温泉 買い出しへ。この日で町なかも終わり、
               これ以降は放牧地と湿原となる。流れも次第に緩やかになって・・・
         18時00分 夕食 MSRが故障。数時間格闘するが、修理できず。
               カードリッジも残量がなくこの日から火器なしの生活に!!米からパンに、脱アジア。
         22時00分 就寝。
    8月1日  4時30分  起床 朝食(パン、ワカメスープ)
         7時00分  出艇
         8時30分  五十石橋 岸辺の牛にさよならを!これ以後湿原へ。
         12時40分 二本松橋 昼食 偉大なる太陽神の恵にあい、生ぬるいレトルト
               カレーを食す。湿原内では上陸できるスペースが、ほとんどなく
               ここでは橋上にて昼食をとった。この区間がもっとも長く、精神的に滅入っていた。
釧路川06.jpg (65766 バイト)         3時50分  テン場 細岡に着。当初、釧網線細岡駅そばにあるこの場所を
                終着地にしていたが、予定を大幅に上回るペースであったた
               め、30キロほど先の釧路大橋へ終着地を変更した
         18時00分  夕食 たき火をして米を炊くことに。明日のゴ―ルへと皆が思い
                を馳せるなか、深みゆく夜とともに、あのモノ達の到来を知る術
                もなく。多量のバイトフライに襲われ食事を断念。 
         20時00分  就寝
    8月2日  4時30分  起床 朝食
         6時30分  出艇
         11時(ごろ) 岩保木水門 この水門により旧釧路川と新釧路(護岸整備がされてある)に分けられている。また旧釧路の方は、水門が閉じているため、水量もなく、渡航不可能のようであった。
         15時00分  最終目的地 釧路大橋に到着。ラフト輸送手続きを佐川急便にて終え、合宿終了となった。
    8月3日  7時00分  釧路市内の幸町公園にて一泊を過ごし、解散となった。

走行距離   7月30日  25キロ 天気 小雨 無風
         7月31日  32キロ    晴れ 無風
         8月1日  36キロ    晴れ 無風
         8月2日  30キロ    晴れ 無風

【総括】
比較的、規模の大きな合宿であったが、準備期間が少し足りなかったように思える。今合宿の問題点を挙げるなら、まず第一に火器の故障であろう。不慮の事故とはいえ、もう少しMSRについての知識を持っていたなら事態はかわっていたかもしれない。しかし実際には、店の方に落ち度があったらしい。また、食料計画においても問題があった。29日の摩周にて行き当たりばったりに買い込んでいたので、結果的には問題が起こらなかったが、食料無補給でのツーリングデータにはすることができなかった。
しかし川の景観事態が本州のものと全く異なり刺激的かつ活気に満ちた合宿であった。隊員のテキパキとした判断に助けられ、常に予定以上のペースで動くことができた。リバーツリング技術の修得という意味では、成功したといえるのではないだろうか。

                                文責  生駒孝之

釧路川08.jpg (66605 バイト)

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