関西学院大学探検会

京都北山廃村八丁合宿報告書

期間:2001年11月1日〜11月2日
場所:京都市左京区、京北町
費用:¥4000程度
目的:1回生が立てる初めての合宿で、秋の山の自然における“癒し”と食事における人間                          
   の“卑しさ”の対比
 
メンバー  隊長:西垣 慎二 (1回)    副隊長・食糧:松尾 常広(1回)
      装備:阪本 泰人 (4回)    会計    :吉澤 明子(4回)  

日程
11/1  7:30京都出町柳集合7:55―バス―9:40下の町 パッキング講座 10:40出発
     13:00小野村割岳(行動食)16:30佐々里峠 車道の脇にてキャンプ 夕食は鍋
11/2  6:00起床7:00朝食(雑炊)9:00出発 9:55品谷山−11:30廃村(行動食)
     13:25ソトバ峠−14:35衣懸坂付近(道に迷う)15:30衣懸坂分岐16:20林道
     16:50菅原町到着 17:18バスで出町柳へ

共同装備
テント(ムーンライトZ)、テントマット、ガソリン用火器、ガス用火器、調理セット、鍋、ラジオ

個人装備
ザック、ザックカバー、シュラフ、シュラフカバー、シュラフマット、防寒具、雨具、登山靴、、靴下、靴紐予備、サンダル、軍手、タオル類、ポリタンク2L 、バール、ブキ、ナイフ、行動食、非常食、米1合、時計、ライター、ヘッドランプ、替電池 、トイレットペーパー、ゴミ袋、ポリ袋、救急用品、地図、コンパス、細引き、学生証、レジュメ、保険証コピー、

反省
1、 時間にゆとりを持つ。準備や休憩に取る時間を甘く見すぎていた。そして何よりも不測の事態に対応するには「時間」が絶対必要。
2、 地図を見る。地図は道など、記載とは実際は全く異なる場合もあるが、大体は信頼に足るもの。道など、地図を“ミクロ的”に見るのではなく、山(尾根のぶつかり)や谷、沢、方向などによって“マクロ的”に見るべきである特に点線の道は慎重に進むべきである。
廃村01.jpg (99762 バイト) 3、 感想として、今回は近場だと言って「甘く見ていた」ということもあるが、全体としても、「予測不可能」な合宿であった。具体的には、道に迷ったことで、大幅に時間が遅れたことや、京都バスのミスで最終バスの時刻を間違って認識していたことそれを物語る。隊長とは名ばかりで、常に実際の決断は、4回生が行ってくれました。今回の合宿で、隊長としての決断をとれるようになるには、「経験」をつむしかないと実感しました。つまり、僕にはまだ無理だと言うことです。実際に山に行って、そのフィールドでこそ分かることがあるということを。しかし、それを含めて、先輩から、多くのことを学べた実りある合宿でした。貴重でした。紅葉に包まれた「いやし系合宿」にしようと思っていたのに、ふたを開けてみれば、まさに「必死」の合宿でした。
                                  以上は隊長西垣慎二の反省  


廃村02.jpg (67470 バイト) 今回の合宿は1回生に様々なことを伝えることが出来き、有意義な合宿であったと思う。パッキングや地図の見方など、もっと早い時期に伝えなければならないことなのだが。ただ本人達も「多くのことを学べた実りある合宿」と感じてくれたことは、自分にとって嬉しい限りである。二日目に道に迷った状況は、登山道を直進していったら道が消えてしまった。正規のルートは途中で直角に曲がっていた。迷った原因として、直進できる道があったこと、分岐付近であり、正規のルートを衣懸坂へのルートと思い込んだこと、直進したという過去の記憶があったことなどが挙げられると思う。結局しばらく道を探した後、もう一度分岐点まで戻り正規ルートに戻った。今回は道に迷わずに行くことの方が難しい状況だったと思う。現に、多くの人が迷った跡があった。しかし過去の記憶に頼り、藪漕ぎをしたあげく、引き返すのが遅れてしまったことは反省するべきところであった。
 1回生の二人には今回の合宿の経験を活かし、またより多くの経験を積んで、どんどんと合宿を企画していってもらいたい。食糧の買出しなどの事前の準備はしっかり出来ていて良かったと思う。

                                       
                                      文責:阪本 泰人

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