関西学院大学探検会 |
北八ヶ岳雪山合宿報告書
2002年4月16日 期間:2002年3月24日(日)〜28日(木) 隊員:隊長 北原知也 社3 行程: 3月26日(火)晴れのち曇り、夜半から雪。白駒池は全面完全氷結。 3月27日(水)雪、時々吹雪く。昨晩の新雪10cmほど。 3月28日(木)小海駅〜塩尻経由大阪駅、解散。 コース概観:白駒池までのコースは難路なく、非常にわかりやすく問題なし。27日の下山路にした石楠花尾根に苦戦した。それまでこの合宿中は雪も程よくしまっていて歩きやすかったの新雪によるものと、石楠花尾根の雪質がやわらかかったために、また、藪こぎ気味だったため精神的につらかった。今回のコースではここだけしんどかった。またこのルートは積雪が多いと完全に看板や道しるべ(テープ)が埋まってしまうので注意。 総括:初級コースとはいえ、これまでとは違い標高の高い山であり、期間も長かったので、合宿に対する個々人の意気込みは強く、合宿終了後には達成感、充実感があった。この合宿前にあった山岳部の北アルプスでの事故も気を引き締める原因となった。今シーズンの段階を踏んだ雪山に対する取り組みは、この北八ヶ岳をもってひとまず終えることになるが、振り返ってみて、かなりのよい経験ができたと思う。よりハイレベルな雪山に挑戦するにはまだまだ技術習得が必要である。残雪期の山や夏の剣岳での雪訓などを続行したい。冬山でのロープワークも外部に師を求めて学ばなければならない。気象知識の徹底灘、基本的なところがまだできていないメンバーも多いので、来シーズンに向けて特に西垣などは知識面での勉強もしてほしいと思う。「次につなげる」事が大事だし、そのためのよい教訓もたくさん引き出せた合宿だった。
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