関西学院大学探検会

春だよ!比良山合宿
 

 4月20日(土)

   今回比良山に行きたいと思ったのは、春の息吹を感じたくなったから。るるるる〜。てか天気予報は、1日目の午後から崩れだす予報。不安も感じつつ出発。朝は晴れていた。何とコジは遅刻。待ち合わせのリカ邸に来ないコジを心配したリカが電話すると、「ごめーん今起きた」。何か、不吉だ。うん不吉だ。リカのザックはゴツゴツして外から見てもポリタンが入ってることが分かる。何か、不吉だ。うん不吉だ。服部は家からチャックを開けたまま、ずーと、気づかず、電車内で指摘される。何か、不吉だ。うん不吉だ。ヤバくな〜い?てことで、しゅっぱつ。

  比良駅に着く。てか、比良山ガスってる。白いよ。うん。北原さん「こりゃ山頂から何にも見えないぞ」。何か不吉だ。うん不吉だ。イン谷口の登山口まで新緑で輝く畑を横目で見つつ、のんびり歩く。U原がR佳に、そそのかされて落ちていたクマデをパクる。んなもん、いらないだろっ!(おまけにこのクマデは後に高度1000mキャンプ場に置き忘れられてしまう。かわいそうに。)10:00登山道に入る。空は相変わらず、ドンヨリ。てか、天気悪化してな〜い?
  途中、「隠れ滝」と書かれた看板を発見。ザックを下ろして5分ほど行くと、「をおおおっ」期待したよりちょっと立派な滝が現れる。気持ちいい。新入生は、スニーカーなので濡れた石で靴がよく滑るみたいで、危ない。30分ごと位に休憩を入れていく。先頭を歩くリカが的確に休憩を決めていってくれた。新入生はすごい頑張っている。年増女のコジと服部は最後尾をバテバテで歩く。「何か、しんどくな〜い?」とこぼしつつ。必死で負けじと登っていく姿は新入生は、さすが探検会の新入生って感じである。金糞峠手前で急斜面のガレガレ斜面。ヨジヨジと登っていくのは楽しい。開けている場所なので、天気が良かったなら、海みたいな琵琶湖を望むことができたのだろうなと悔しい思いをする。くっそー。金糞峠からは、ロープウエイの山頂駅までアップもあまりなく、石楠花の葉を見つつ歩く。
  2:00八雲キャンプ場に行く。何とか雨も降らないですむ。しかし天気も心配なので、武奈ヶ岳山頂をピストンするのは諦める。テントは、風が強いことも考慮して、木が数本生えている所に張る。キャンプ場もガスって視界が悪い。水場の水は出せば出すほど色がヤバい。小屋の人が食堂の水を汲ませてくれる。のんびり食事の準備を始める。味噌鍋だったわけだが、野菜(特にカブ最高!)もいっぱい入って、豚肉だけじゃなくて鮭まであって、めっちゃ美味かった。新入生には、火器の使用方法を指導。それにしても最近MSRの機嫌が悪い気がする。服部のギャグとこわあ〜い話で盛り上がって(?)寝る。ヨーレイカとムーンライトZに分かれる。どちらも破れていたり、チャックが壊れていたりして修理する個所アリ。
 

 4月21日(日)

  朝起きると、ポツポツという不吉な音。前の日の鍋の残りにうどんをぶち込んで食う。こーゆーおなかが膨れてさっぱりした朝ごはんはいい。うん。雨が降る中、最悪のテント撤収。新入生は始めての山で、靴もスニーカーで下山は危険であると判断し、小女郎池の方に歩いて下山する予定だったが、ロープウエイで下山することにする。雨の時は中止にしようと考えた合宿だったわけだが、コンビニガッパの購入を指示しなかったのは、大きなミスだった。すごく反省。
  9:00に出発。山頂駅からゴンドラに乗る。真っ白で何にも見えないが、時折、霧が途切れて木々の緑が見える。少し幻想的な感じでよかった。途中で一人乗りのリフトに乗り換え。一本の鉄パイプにつかまり、ゆ〜らゆ〜らしながら降りる。ピンクのツツジのような花を所々でみる。・・・おばちゃんに花の名前教えてもらったけど、忘れた。かわいらしい。こんな花のような女になりたいわ。
  11:30麓着。バスで駅に向かう。駅のトイレで着替えスッパリして、びゅお〜っと風が吹く改札の外でスパゲティーを食う。コーンとシーチキンで作った。めちゃうまい。コジの食料が最高な合宿やった。そして、のんびり帰る。おしまい。


 今回は新入生の歓迎のための合宿だったわけだが、新入生にしたら最悪の初合宿だったと思う。素晴らしい景色も見られなくて、山の魅力を全然伝えられなくてちと残念。でも、これに懲りないで、これからも、どんどん山行ってほしいです。ほんまに。でも、テントで泊まったりして、探検会の活動をちょっぴり分かってもらえたんじゃないかと思う。頑張る新入生を見て、上回生も負けてられねーなと、自分に気合いを入れたりして、何かと収穫の多い合宿だった。



                         文責 服部真矢子
 

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