関西学院大学探検会


南アルプス南部縦走合宿
期間:8月10日〜8月17日

場所:長野県南アルプス南部山岳地域

隊員:隊長     西垣 慎二(2回)
   副隊長、食料 日比野陽平(4回) 
   装備     三村 智之(4回)
   補佐     松田谷 聰(OB)

行程:8月10日
   23:00、隊員JR伊那大島駅集合 明日に備え就寝。 
  
   8月11日 快晴
   6:00、起床 →7:40、→タクシーにて豊口登山口へ →8:30到着 
   →9:00、出発 →13:30、三伏峠テンバ到着 →16:00、夕食 →就     
   寝

   8月12日 曇りのち晴れ
   4:00、起床、朝食 →5:30、出発 →8:00頃、小河内岳山頂、休憩
   →13:30、高山非難小屋テンバ到着 →16:00、夕食 →就寝

   8月13日 曇りのち晴れ
   3:30、起床、朝食 →5:00、出発 →10:00、荒川岳(悪沢岳)山頂到着
     →13:00、荒川小屋テンバ到着 →16:00、夕食 →就寝

   8月14日 曇り時々晴れ 
   4:00、起床、朝食 →5:30、出発 →9:30、赤石岳山頂到着  
   →13:30、百間洞山ノ家テンバ到着 →16:00、夕食 →就寝   

   8月15日 雨
   3:30、起床、朝食 →5:00、出発 →10:30、聖岳山頂到着 
   →14:00、聖平 途中茶臼小屋付近で悪天候のため小屋をロスト
   →17:40、茶臼小屋テンバ到着 →18:30、夕食 →20:00、→就寝

   
    8月16日 快晴のち雨
    5:00、起床、朝食 →7:10、出発 →11:00、易老岳、荷物を置き、
         ピストンで光岳へ →13:00、光岳山頂 →16:30、易老岳 →易老渡を下山
        →21:30、易老渡到着 夕食、就寝 24:30

    8月17日
    4:30、起床 →タクシーでJR平岡駅へ →7:00到着、JRで大阪へ帰宅     


反省:反省は大きく三点。
1、8月15日の行程において、目的地である茶臼小屋の看板を悪天候のためロスト、結局OBの松田谷さんの英断で何とか到着はできたものの、時間も遅くなっていたこともあり危うくビバークという場面だった。視野がきかない時の、地図と磁石を使っての的確な場所把握の必要性を感じた。
2、下山日において膝に不安をかかえる隊員が二人もいる状況にも関わらず無理な下山を強行したこと。隊長としては「どうせ明日になっても痛いのであれば、明日になり天気が悪化するのを待つよりも今日下りてしまった方が良いのでは」という論理での決断だったのだが、今思うと明らかに間違っていた。天候も結局悪化し、日も暮れ、かなり苦しい、危険な下山となってしまった。状況を冷静に把握し、先を読む力を身につける必要がある。
3、個人的にはなるが、結局大事な局面ではいつも先輩に頼ってしまったこと。隊長として、不十分であった。

成果:まず今回、長い縦走ということもあり、荷物を軽くするために食料において画期的なアイデアを盛り込んでくれた。乾物、つまり切干大根や干ししいたけ、ひじきなどを水で戻して炊き込みご飯としたり、その他色々と乾物を利用した。味もそこそこいけるし、何よりも軽かったのが良かった。又、隊員の先輩達に多くのためになる話を聞けたのも良かった。山での今回ほどの長い滞在は初めてだったので山の良いところも悪いところも余すところなく味わえた。そして上の反省の1、2、のような失敗から重要なことを身をもって学べたことは貴重だった。最後に、あの悪沢岳の山頂での展望は最高だった。また山に行きたいと思う。
                                                                              文責:西垣慎二

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