関西学院大学探検会


岡山県新入生歓迎洞窟合宿

期間:4月29日(金)より5月1日(日)まで

場所    岡山県新見市草間岩中 本小屋の穴
        岡山県新見市豊永宇山 宇山洞

4月29日(金)
07:00 集合場所、隊員(諏訪)宅に八名集合
07:30 隊員宅より車二台で出発
08:04 宝塚ICより名神高速道路にのる
09:30 楢原PAにて休憩
09:40 楢原PA発
11:25 宿泊地老人の家着
12:50 昼食終了
13:50 老人の家から徒歩で洞窟へ
14:10 本小屋の穴前到着、入洞
14:35 旧最奥到着
14:50 おばけフローストーン発見、散策
16:16 本小屋の穴出洞
16:55 老人の家到着、道具の手入れ
17:35 夕食準備、夕食
19:00 夕食終了 翌日の準備
22:00 就寝

4月29日の日程はほぼ行動予定表通りに行うことができました。名神高速道路で、一度先頭車両が下りるICを間違え、30分程時間を無駄にしてしまったので、今後は車同士の情報の共有を徹底するべきという反省を得ました。
宿泊地老人の家を、我々が先に予約していたのにもかかわらず、岡山大学のケイビングクラブが占領していたため、臨時に部屋を用意してもらいました。こちら側ではどうすることもできないのですが、管理人に前日に問い合わせていれば小さな混乱は免れたかもしれません。
本小屋の穴では新入生の探究心と積極性を見ることができました。旧最奥まですぐについてしまい、おばけフローストーンも協力してみつけることができたので、行動予定表では見るだけであったお化けフローストーンを登らせてみました。みな手こずりながらも登りきることができ、新入生には自信をつけることができたと思います。安岡、諏訪が二人で新最奥を探しにいったのですが、これはあきらかに単独行動であり、つまり新入生をほったらかしていた部分があり、これは大いに反省するべき点です。二回生、上級生としての自覚がたりませんでした。
夕食はキムチ鍋をしたのですが、量が大変多かったので、逆に体力を奪われた気がします。しかし味はよく、翌日にものすごく動けたのもたぶん夕食を無理にでも詰め込んだからでしょう。あとはだらだら遊び、翌日の準備をした後に、寝ました。怪我人はゼロ。体調不良を訴えるものもなく、
一日目は無事に終了しました。

4月30日(土)
05:00 起床
06:40 出発準備
07:00 老人の家を車二台で出発
07:35 宇山洞前駐車場に到着
08:00 宇山洞入洞
09:45 知恵の輪(難所)に挑戦
10:10 宇山洞最奥に到着
12:00 宇山洞出洞
13:00 ほくぼう温泉到着、入湯
13:41 ほくぼう温泉出発
14:20 老人の家到着
15:00 食事
15:50 食事終了、休憩、片付け
18:30 老人の家出発
21:30 餃子の王将にて夕食
22:15 餃子の王将出発
5月 1日(日)
00:02 セブンイレブンにて休憩
00:16 セブンイレブンを出発
01:51 隊員(諏訪)宅に到着、合宿終了宣言、解散

4月30日の行程は大変でしたが、充実したものになりました。宇山洞までの道のりは、道に迷うことも想定していたため、行動予定表通りに道に迷いつつ無事に到着しました。宇山洞は前日の本小屋の穴とはまったくちがうタイプの洞窟になるので、新入生も上級生もテンションがたかく、好奇心で目がギラギラしていました。上級生三人を先頭中間最後尾に分けて、新入生をサポートするかたちをとったので、スムーズに進んでいくことができたと思います。第一水くぐり、第二水くぐりと前進水びたしになる場所でも、新入生は臆することなく、テンションを落とすことなく進んでくれたので、とてもいい新入生がきてくれたと思いました。
問題は知恵の輪という難所なのですが、本当に知恵の輪のように体を考えて動かさないと先にいけない小さな穴を通る時に、新入生の男子二人は体が大きいのでかなり苦労することになりました。あせって血の気が引いている新入生を落ち着かせるどころか、上級生もあせってしまったので、変に緊張させてしまいましたが、二人ともなんとか無事に通り抜けることができ、隊員全員が宇山洞最奥に到着することができました。帰りの行程も新入生は最後まで元気でいてくれたので、とてもいい新入生がきてくれたと思いました。
行動予定表にななかったのですが、時間があったので、調べておいたほくぼう温泉に行くことにしました。岡山の洞窟にいくことが今後多くなりそうなので、この温泉の発見は大きいのではないでしょうか。あと、岡山大学ケイビングクラブの方から、岡山の洞窟内地図を多数集めた冊子をいただいたので、これも今回の合宿の大きな収穫です。
老人の家到着後、スパゲッティーを食べた後、みな体力に余裕があったので、行動予定より早く、少し休憩した後に老人の家を出発し、帰宅することにしました。合宿終了まで全員怪我もなく、体調不良もなし。今回の合宿の第一目標である隊員の安全の確保は無事達成することができました。

今回の合宿で初の隊長を務めさせてもらったのですが、計画段階から上回生の方に沢山アドバイスをいただき、頭がいっぱいで断念しそうにもなりましたが、合宿を終えた今、隊長をして本当に良かったと思いす。自分のできること全てとは言い切れませんが、努力をつくした結果、隊員全員に一定以上の満足感を得てもらえたと確信しています。探検会のアウトドア活動の楽しさ面白さを理解してもらうことも今回の合宿の目的でしたが、それにも一役かえたと思うので、ほっとしています。今回の合宿でみつけた反省点、発見を今後の合宿や、新入生にも伝え、探検会の活動がより安全に高い水準のものになるようにしていきます。

2005年5月14日
文責   安岡 裕介

関西学院大学探検会