関西学院大学

新入生歓迎 岡山洞窟合宿 ―報告書―

日時:2007年4月29日〜2007年4月30日

目的:新入生に洞窟に触れてもらう。先輩としての責任を自覚する。

場所:岡山県新見市草間岩中 宇山洞・本小屋の穴

参加者

 

役職

名前

学部・学年

隊長

洞ヶ瀬 浩之

法・2年

副隊長

仲川 裕貴

社・4年

装備補佐

西田 一喜

法・2年

食料長

内海 恵

経・1年

食料・記録

岡川 拓磨

文・1年

装備・会計

横田 英明

文・1年

行程

 

4月29日

4月30日

9:00 学校集合
9:30 学校出発
13:00 宿泊地到着
14:00 洞窟へ向けて(徒歩で)出発
15:00 入洞
15:40 旧最奥へ到着
16:20 お化けフローストーン到着
17:00 出洞
17:30 宿泊地へ帰還
20:00 夕食
23:00 就寝

5:00 起床5:45 朝食
6:30 洞窟へ向けて(車で)出発
7:20 洞窟前に到着・着替え開始
7:45 入洞10:00 最奥到着
11:30 出洞・着替え・軽い昼食
13:00 学校へ向けて出発
16:00 学校到着・解散

 

まとめ・感想

 

 最初に記述すべきこと。

 隊員が一人、計画書より少ないことについて。

 北田隊員が、都合により参加できなくなった。非常に残念である。

 以下、まとめ・感想。

 まず、集合する前から合宿としての存在が危ぶまれるほどの不手際があった。というのは、食事の際に必ず必要になる火器類の調達を怠っていたことである。装備係・隊長はもちろん、私物だけではなく全体の装備についても気を配れるようになるべきである。

 初日の洞窟はほとんど昇降の無い、新入生にちょうど良い洞窟で、ことも無く物事は運ぶと思われたが、洞口までのルートを隊長が覚えておらず、痛いタイムロスが在った。こういう合宿以前のミスは次回からはなくしたい。

 そして入洞。旧最奥まではことも無く進んだのだが、新入生の一人がヘッドランプの買え電池を忘れてきたことが発覚。しつこく言い聞かせたつもりだが、洞窟自体が初めてだったので、やはり洞窟で光を失うことの危険性については認識が甘かったようである。山とは違い、洞窟や川などでは忘れ物を近くのスーパーなどで補充できてしまうこともある。しかし、もっと合宿にはシビアに挑むべきである。忘れ物を無くそうという言葉だけでは、事は解決しないことをもっと理解すべきである。

 旧最奥を新入生はすぐに見つけてしまったので、あまり感動も無くお化けフローストーンという、表面が滑らかな巨石へ向かった。

 お化けフローストーンもすぐに見つかり、みんなでその上に上ることにした。表面の滑らかさに新入生一同は自身が登れるはずが無いと思っていたようだが、四苦八苦の末全員で登ることが出来た。さらにその奥にも洞窟は続いているのだが、技術がまだ足りていないことと、時間が迫っていることから退却を開始する。

 もともと平らな道の洞窟なので、出洞まではほとんど時間はかからなかった。

 二日目。早朝から食事の用意と移動の準備をした。しかし、報告書の行程表にもあるとおり、起床から出発まで一時間半もかかってしまった。(計画書の段階とずれてしまった)。明らかに無駄な動きと、宿泊地での荷物の出しっぱなしが問題である。普段岡山の洞窟に潜る際は小屋を貸してもらっているのだが、小屋であるがゆえに、その広い空間に物を広げすぎてしまうところがあるように思う。いつでも動き出せるように、しっかりと物の管理はしたいと思う。

 二日目の洞窟(宇山洞)は昨日の物と比べて長く、クライミングもしなければならないものだった。一年生に怖気づいてしまうものが出るとも思ったが、全員がしっかりと岩をつかんで無事に行動できてよかった。

 二日目の出洞も手際よく進み、あっという間に洞窟での行動は終了した。

 全体的な行動とそれについての感想を以上のようにまとめる。

 洞窟について、一年生には「楽しかった」と感想をもらえたので、今回の合宿は成功であったと確信する。

 ただ、問題視すべきは洞窟の中の行動ではなく、それ以外のところであるとも同時に確信した。合宿は我々が作り上げるものなので、気合を入れれば締まったものになり、気を抜けばヌルいものにもなる。次回からはもっと厳格に取り組むようにしたいと思う。

文責・洞ヶ瀬 浩之

 

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